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・アインプロジット
オクトーバーフェストで乾杯の際に歌われる歌。
「乾杯の歌」、「アインプロージット」、などとも呼ばれます。
・アインマアス
オクトーバーフェストで供される1リットルサイズのジョッキの事。
アインマス、アインマース、マスジョッキなどとも呼ばれます。
・アコーディオン
日本のビアホールなどでビアソングが演奏される時の最小単位として使用される事の多い楽器。
北川桜さんなどは、自身で演奏しながら歌う(スゴイ)。
・アヒルのダンス
「鳥のダンス」とも呼ばれます。
両手で「くちばし」「羽根」を表し、「おしり」を振って、みんなで曲に合わせて踊ります。
・アルプホルン
アルプス地方で使用されるホルンの演奏。
日本のオクトーバーフェスト系のイベントではよく参加型の演奏で行われ、お客さんがステージに上がって吹いて演奏体験が出来る、といった使い方がされる。
・イスの上に乗る。イスの上で踊る。
盛り上がった客の定番の行動の1つ。
会場によっては注意されます。
(まれにオクトーバーフェストをよく知らない後ろの参加者から「ステージが見えないじゃないか!」などと見当違いな怒りを買う事もある。)
・ヴルスト(食品)
ドイツ語でソーセージの事。ブルスト。
オクトーバーフェストでは、カリーヴルストなどが人気。
・「エーデルワイス」(曲名)
日本のビアホールなどではよく演奏される曲。
観客をクールダウンさせるには良い曲。
・カウベル
クーグロッケン。家畜の首につけるベル。このベルをハンドベルのように使って曲を演奏する。
演奏に使用されるベルは、実際の家畜用ではなく演奏用の物で、その大小で音程を弾き分ける。
イベントによっては、お客さんが参加しての演奏などが催される。
・カペレ
ドイツ語で楽団の事。
・カリーヴルスト(食品)
ソーセージの上にカレーパウダーがかかったドイツでは定番メニューの1つ。カリーブルスト。
都市やお店によってバリエーションがあるため、「ドイツで私が食べたのはこんなんじゃない!」という事がよくある。
・「クーフシュタインの歌」(曲名)
ビアソングとしてよく演奏される曲。「Kufsteinerlied」。
シュンケルの定番曲の一つ。
・「クラリネットポルカ」(曲名)
日本でビアソングとしてよく演奏される曲。クラリネット演奏者の見せ場。
中部地方では昔ビアレストランのCMで使用されていたので知っている人は多いかも。
・叫び声
ビアソングの演奏時に演奏者、あるいは観客が叫び声を上げる。
高い声で「ヒャーーーーーーホホッ!」とする叫び声が一般的。
演奏チームが1曲終わるたびに(景気付けに?)「ヒャーホッホウ!」などと叫び、場を盛り上げたりする。
短めの「ホ!ホゥ!」などで合いの手を入れる事もある。
「バイエルンブラス」の演奏では、MCによる「叫び方講座」が入る事があり、最後には観客が叫びたおして、壮絶な会になる事もある。
・ザワークラウト(食品)
酸味の強いキャベツの漬け物(ピクルス?)。
ソーセージの横などに添えられる事が多い。
「キャベツの酢漬け」と和訳されるが、実際には(本式は)酢は使われておらず、酸味は発酵によるもの。
市販品の中には単に調味液につけただけの物も多い。
ハーブとして「キャラウェイ」等が一緒につけ込まれる事が多い。
「サワークラウト」「ザワークラフト」「ザウワークラート」など様々な呼ばれ方をします。
食物繊維が豊富で、本式で作った物は乳酸菌があるため、整腸効果も期待出来る美容・健康食品として紹介される事も多い。
似た料理としてフランスの「シュークルート」があります。
※自分の家で作る場合は、カットキャベツ、酢、キャラウェイ他ハーブで「なんちゃってザワークラウト」も自作可能。
1. 50〜100mlくらいの少量の水にキャラウェイ(適量)を煮立たせる(香り抽出)。
2. 煮立って来たらカットキャベツをいれて、しっとりとするまで火を通す(焦げないよう注意)。
3. キャベツが柔らかくなったら酢(適量)を上からかけ入れなじませる。
その後火を通す時間が長いと酸味が減って行くので、好みの味に調整してください。
ハーブでお勧めは「キャラウェイ(必須。これがないとザワークラウトらしくない!)」「タイム(ごく少量入れる)」「ディル(香りが欲しいとき)」などです。
キャベツは市販のカットキャベツ(千切りキャベツ、コールスローなどあらかじめ細く切られているもの)が最適で簡単です。
ぜひ、お試しあれ。
※もし引用するなら、このページからの引用だという事を明記してくださいね(^^)
・「シュツェンリーゼンポルカ」(曲名)
日本でよく演奏されるドイツ民謡。
歌詞の中に「机を3回叩け!」という歌詞があり(※注:この点は伝聞で確認はしていません)参加者はそのタイミングに合わせダン!ダン!ダン!と3回机を叩く。
「アルプスの少女ハイジ」のオープニング主題歌に挿入されるヨーデルはこの曲の物と同一。
・シュンケル
隣の人と腕を組み左右に揺れるダンス。
厳密には男子が腕を上げ、女子は腕は男子の腕にかけられるのがマナーらしい。
「シュンケルン」とも呼ばれる。
・スプーン
ビアソングの演奏の中ではスプーンは楽器として使用される事がある。
通常は大きな木製のスプーン2本を背中合わせに片手で持ち、カスタネットのようにカタカタ鳴らす事が多い。
普通のスプーンを参加者に渡し、会場全体で演奏する参加型のアトラクションの1つとしても使われる事がある。
・席取り
一部のオクトーバーフェストでは、どこかのオフ会が先に来て、大量に席を独占してしまう事があるらしい。無粋である。(花見かっ!)
関西のオクトーバーフェストではほとんど定員制か、席が決まっているので、こういった事はあまりない。
・大ジョッキ廻し飲み
3リッター、5リッターなど大きなジョッキやマグなどでビールを廻し飲みする催し。
最後に飲み干した人に景品が送られたりする事もある。
・「チゲツァゲチゲツァゲホイホイホイ」(曲名)
ランニングの時のかけ声がビアソングになったもの。日本で言うところの(部活のランニングでよくある)「ファイトー! オー!オー!オー!」といった感じ。※現在のドイツではあまり使われていない(死語になっている)という話しもある。
ビアソングで歌う時は、サビの部分で、演奏者が「チゲツァゲ、チゲツァゲ」と歌うと、観客が「ホイ!ホイ!ホイ!」と返す。
京都のビアソング専門のブラスチーム「バイエルンブラス」の得意曲。
なんせ「ホイ!ホイ!ホイ!」と返すだけなので、ビアソングの中では最も参加しやすい曲の1つ。この曲であれば小学生なども大声で参加してくれて、会場が盛り上がりやすい。
・机の上に乗る。机の上で踊る。
ドイツのオクトーバーフェストで見られる風景。日本でこれをやると注意されます。また、他のお客さんの迷惑になるのでやめましょう。
・机を叩く
ビアソング演奏中に、観客がリズムに合わせて机をたたく事がある。
普通は曲に乗った人がリズムをとる程度だが、曲によって叩く「ツボ」が存在する場合があり、慣れてくるとそのツボに合わせて叩くのが気持ち良くなってくる。
ドイツのオクトーバーフェストやビアホールでは演奏に合わせてその歌を一緒に歌う光景を目にするが、ドイツ語で歌う人が少ない(←歌えないって・笑)日本では、手拍子に並んで曲に参加するための便利な方法。
なので、プラスチック製の簡易な机での開催には強い不満を覚える事がある。
(内緒だが、食器の上にフォークとナイフを重ねて置くと、大きな音が出るゾ)
・ディアンドル
南ドイツで女性が着る民族衣装。
ミュンヘンのオクトーバーフェストではこれを(日本の夏祭りにおける浴衣のような感覚で)着て参加する女性が多い。
日本のオクトーバーフェストでは演奏チームの女性や、販売ブースのスタッフやウェイトレスが着用する事が多い。
大阪のオクトーバーフェストでは参加者が着ているのを見かけるが、最近では日比谷や横浜のオクトーバーフェストでも着ている人を見かけるようになった。
・手拍子
ビアソング演奏中に、観客がリズムに合わせて手拍子をする。
演奏に参加して一体感を感じるためのもっとも簡単な方法。
手拍子で出遅れると、その後のシュンケルやムカデ行進に至るテンションについて行けず、取り残されてしまったりする場合がある。
時々リズムを外した手拍子をする店員がいて、イラッとする事がある。
・デポジット
預かり金制度。日本の一部のオクトーバーフェストではジョッキやグラスの預かり金として(ビール代とは別に)¥500〜¥2,000程度をビール購入時に支払い、返却時に返金される。
屋外で開催される形式の一部のオクトーバーフェスト系のイベントで採られている方式。
使い捨てプラカップより環境負荷が少ない事や、お気に入りのジョッキを持ち帰り可能といった良い面もある反面、グラスを割ると預かり金が戻ってこない、グラスの置き引きの発生など悪い面もある。
この方式が採用されたオクトーバーフェストでのムカデ行進などは、中身の入ったグラスを持ったままの人が多く、こぼれまくり、かかりまくりで、結構ヒサンである。
・ドイツ式乾杯
アインプロジットでの乾杯をさして「ドイツ式の乾杯」と呼ぶ事がある。
他にも、
・お互いに腕をクロスしてビールを飲む。
・ジョッキの底の部分を当てて乾杯する。
などを「ドイツ式の乾杯」と呼ぶ事もある。
アインプロジットでの乾杯は、会の始めだけに行われる日本の乾杯と違い、何度も行われる。
誤った情報として、「プロジットをした後グラスを床に叩き付ける」といった物があるが、これは映画やアニメなどでしか行われていない(※「チャップリンの独裁者」「銀河英雄伝説」など)。
・ドイツのビールの日
4月23日。
1516年のこの日に「ビール純粋令」が制定された事を記念して設けられたドイツの記念日。
ドイツではこの日に様々なイベントが催される。
日本でもドイツ料理店や海外ビール専門店などで特別な催しが行われる事がある。
・「鳥の歌」(曲名)
ビアソングとして演奏される事の多い曲。
途中、カッコウの鳴き声をまねて歌い手が「クックー……」と歌うと、観客が「クックー……」と返す。
・「ビア樽ポルカ」(曲名)
日本で演奏される代表的なビアソング。原曲は「ロザムンデ」。
原曲はドイツ民謡ではよくある若い娘への恋心を歌ったものだったが、アメリカでビアソング風アレンジがされ、日本にもそのスタイルで輸入されたため、ビア樽を転がす様を陽気に歌い上げるこの曲になったらしい。
原曲の雰囲気を大事にした演奏も良いが、曲の一番最後を歌い上げる「日本スタイル」も盛り上がり、捨てがたい魅力がある。
昔、小学校の運動会などでよくかけられていたので、知っている人も多いかも。
・ピルスナー
ビールの種類だが、日本では「ピルスナーグラス」の意味でグラスサイズの1つとして使われる事も多い。
例:「ジョッキにしますか?ピルスナーにしますか?」
・フェストとフェスタ
日本でのOktoberfestの呼称は「オクトーバーフェスト」ですが、まれに〜フェストになっている記事を見かけます。
これは個人的な感情ですがイラッとします。
「個人的に」と書きましたがオクトーバーフェストを知っている人には共通した感情のようで、ネット上でも、リアルでも「オクトーバーフェスタ」と呼んだ人に速攻で訂正のツッコミが入るのをよく見かけます。
・プレッツェル(食品)
日本のオクトーバーフェスト系のイベントでよく供されるパン。
リング状の「円」の字の下がつながったようなパンで、塩味が強め(岩塩が載っている物も)で、ビールによく合う。
「プレーツェル」とも呼ばれます。
※会場・販売箇所によって味はピンキリ。
・「ホーフブロイハウスの歌」(曲名)
日本のオクトーバーフェスト系のイベントでよく演奏される曲の1つ。
曲の途中で乾杯のかけ声「アインス!ツヴァイ!ゾッファー!」(演奏チームによっては「オワンス!ツヴォ!ゾッファー!」)と歌うので分かりやすく、曲に参加しやすい。
・マンデル(食品)
キャラメルコーティングされた焼きアーモンド。
日本のオクトーバーフェスト系イベントでは出来立てを食べる事が出来るので、アーモンドが香ばしく、甘いお菓子にも関わらず、ビールのおつまみ・アテとしてもついつい手が伸びてしまう。
大阪では毎年11月にスカイビルで行われる「ドイツクリスマスマーケット」で食べる事が出来る。
・ムカデ行進
音楽に合わせて連なり歩く行進の事。
ブログなどでは「電車ごっこみたいな」などと記述される事が多い。
「ポロネーゼ」「ムカデの行進」とも呼ばれます。
(本式には、左右の足を皆でそろえて交互に出すらしい。これが見られるのは日本ではバイエルンブラスのオクトーバーフェストだけ。)
・「ムシデン」(曲名)
日本でよく演奏されるドイツの民謡曲。原曲は「Muss I Denn」。
映画「Uボート」の出港シーンで流れていた事から、軍歌と勘違いしている人も多いですが、実際は民謡です。
旧アサヒビアハウスウメダでは最後の分かれの曲として(「蛍の光」的に)演奏されていた定番曲だった(現・スーパードライ梅田では「アウフビダゼン」がラストに演奏されている)。
他に日本題名で「さらば故郷」の曲名があります。
・ムチ
ドイツから来日した演奏チームの場合、ムチを使用しての演奏をおこなう事がある(「ハフリンガー・ギャロップ」など)。
見せ場の一つとして盛り上がるが、湿度が高い日本ではうまく「パシィッ!」と鳴らない事が多く、ガッガリな結果になる場合も。
広い空間が必要なため、これが出来るステージは限られる。
・焼き魚(食品)
オクトーバーフェストで供される食品。
「なんでオクトーバーフェストなのに(ドイツのイメージでない、和風なイメージの)焼き魚なんだ?」というツッコミが入る事がありますが、内陸部にあるミュンヘンでは魚はごちそうで、お祭りの時にたべるのは贅沢な事だったそう。実際ドイツのオクトーバーフェストでも売られています。
・床を踏み鳴らす
ビアソング演奏中、乗って来た観客が足で床を踏みならす。
机を叩くのと同様の行為。
木の床でないと、ほとんど音が出ないので、これが出来る会場は限定される。
・「雪のワルツ」(曲名)
日本でよく演奏されるドイツの民謡曲。「Schneewalzer」。「白銀のワルツ」。シュンケルの際の定番曲の1つ。
「エーデルワイスカペレ with MARIA」の演奏ではマリアさんによるカウベルが大きな見せ場の1つとなっている。
大阪の「ケラーサロン」の愛唱歌でもある。
・ヨーデル
高音の巻き舌で声を延ばして歌う独特の歌唱法で知られる、オクトーバーフェスト系のイベントでよく演奏される音楽スタイルの1つ。
よく「なんでドイツの祭りにヨーデルなんだ?」という声を耳にしますが、もともとドイツの南の国境付近の山岳地帯で歌われていたヨーデルが、山下のビアホールなどで歌われて、ビアソングとして広まっていった、という経緯があるので、正統派王道ビアソングの1つと言えます。
(他にも同様に、「なんで9月なのにオクトーバーフェストなんだ?」とか、「なんでドイツのビアソングなのにビバ!エスパーニャ-スペイン万歳-なんだ?」といったツッコミに近い質問があったりしますが、それぞれ訳があります。)
・ラドラー
ビールをレモネードで割ったもの。
もとは自転車に乗った人のために咽を潤すために供されたとも言われ、一般にアルコール度数が低いため、お酒に弱い人にはお勧め(味の好みはあるかと思いますが・・・)
「ラードラー」とも呼ばれます。
・リクエスト
会場によっては演奏者にリクエスト可能な場合もあるが、リクエストには注意が必要だ。
アインプロジットを「乾杯の歌」とリクエストすると、「♪杯を持て〜!さぁ卓をたたけ〜!」という歌い出しで始まる「乾杯の歌」というタイトルの別の曲(古くからのビアソング)が演奏されてしまう。
関西圏では六甲おろしをリクエストする人もいるが、ドイツや関東からきた演奏チームには演奏出来ない。
ドイツといえばサッカーしか見た事の無いような若い男子が「ドイツの国家をやってくれ!絶対盛り上がるから!」とリクエストする事もあるが、今までに一度も盛り上がった試しがない(あれで盛り上がるのは試合の時だけ)。
オクトーバーフェストで歌声喫茶系のオバさまが「ふるさと」をリクエストして、ドイツの楽団によって演奏された事があったが、あの時の会場のビミョーな雰囲気は今でも忘れる事が出来ない。
ドイツ風のビアホールで「ビアポルカ」の演奏だと断って演奏しているのに、譜面も無いのに「川の流れのようにを演ってくれ!」と無理強いして、貴重なステージの時間を5分以上ストップさせたオッサンには、本気で殺意を感じた。究極のKYである。
・「リリーマルレーン」(曲名)
オクトーバーフェストやビアホールなどでよく演奏される曲。
マーチ風編曲でも聴ける。
日本のビアホールでは、原曲どおり静かに歌われる事が多い。
・レーダーホーゼン
南ドイツで男性が着る民族衣装。
ミュンヘンのオクトーバーフェストではこれを着て参加する男性が多い(これを着ると男らしく見られるらしい)。
日本のオクトーバーフェストでは演奏チームの男性が着用して演奏している事が多い。
大阪のオクトーバーフェストでもごくまれに参加者が着ているのを見かける。
・「Du, Du Liegst Mir Im Herzen」(曲名)
日本のオクトーバーフェストではあまり演奏される機会が少ないドイツ民謡。
曲の始めが「ドゥー、ドゥー・・・」で、サビが「ヤー、ヤー、ヤーヤ」なので歌詞が分からなくとも曲に参加しやすい。
・「Freunde,heute freirn wir」(曲名)
演奏が続いた後、皆で合唱する構成なので、インパクトがあり、盛り上がり系ステージのラストの曲に持ってきやすい。
合唱の前後にメンバー紹介するにも使いやすい曲。
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